R2#7『棄てられた 仮面』感想

図らずしもかつて願った「ナナリーにとっての理想的な環境」が実現してしまって、ゼロとしての、ひいては現状のルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとしての存在意義をも失くして、弱さをさらけ出すルルーシュ。この男の打たれ弱さが、ホント、私は大好きです。
例によってご都合主義気味な用意周到さでもってブリタニアを下したルル。そして驚きの特区参加宣言。明らかにイレブン(日本人)の賛同を得られるはずも無い構想に参加表明するルルの真意が気になりますね。


しかし、現状では日本人にとって悪夢の記憶でしかない特区構想を打ち出すナナリーって、ユフィィのことは見てても「日本」を見てないような気がするが、おそらく、そういう含みのある描写なのではなく、単に展開を優先したご都合主義的なのでしょう。ならオッケー。
(オッケーなのか?)(まぁ、この作品に限ってはオッケー。でなきゃ楽しめん)(勿論、そこすら内包する展開が控えていたとしたらそれこそブラボォなわけだが)(うんうん)


しかしカレンの私服は可愛いし学園パートはイイ話だしで、この回だけ見ると健全なアニメですねぇ。ルルなんて涙ぐんじゃってるし。
でも、次週以降、どうせこの男は自分の守備範囲外の人間にはギアスかけまくって、必要とあらば自害させるんだよね。この振り幅がタマランのだ。