狼と香辛料 ボクとホロの一年

ようするに「大航海時代」から「交易」部分だけを抽出し、その合間にアドベンチャー要素を加味した「だけ」のゲームなのだが、麻薬的に面白いなあ。まぁ、ホロ萌えな俺に限った話かもしらんけど。おかげでファーストインプレとかいいながらクリア寸前です。あっはっは。まぁ、それも、ゲームの根幹である「交易」部分がとても簡単だからなのだけど。
どう簡単かというとリスクが少ないのだ。「購入した町で占い限り、必ず利益がある」おかげで、利益の出る特産物と売却先の確立に腐心する必要がなく、「とにかく買って他所で売れ」でとりあえずはOK。
「投資」というリスクを伴う儲け手段(イベント的だが)もあるが、それは取得する「噂」で十分回避可能だし・・・そんなわけで、とてもライトな作りで、いかにもDS向きというか、原作やアニメのファン向けではある難易度だ。
商品を買っては別の町で売り、その僅かな儲けに悦びを見出せて、原作(アニメ)ファンなら、買い。


とまぁ、メディアミックスのキャラゲーとしては良く出来たゲームだけれど、若干の不満がないではない。一部の見せ方がゲームのテンポを思いっきり殺しているのですよ、勿体無いことに。
それは、ゲームで重要な「噂」の収集方法。「噂」がどれくらい重要かというと、新しい「町」や新しい「商品」、前述の「投資」や、その「投資」が儲かるか否かのヒント、さらにホロの故郷のヒント*1と、とにかく噂の収集がゲームの進行を左右するのだけれど、その「噂」を能動的に集める手段が「酒場」で主人に話しかけることなのだけど・・・これがひたすらにテンポが悪い。
どうテンポが悪いかというと、「酒場」→主人のグラ表示→主人の『いらっしゃいませ』ボイス→画面をタッチ*2→選択肢『噂話を聞く』『町に戻る』表示(上から落っこちてくる演出付き)→選択肢タッチ→『特にありませんよ』・・・ (#゚Д゚)ノ 彡┻━━┻
特に頭にくるのが『いらっしゃいませ』ボイスの後に画面タッチを要求するところな!まったくもって意味ないやん!つうか主人のグラ表示から選択肢表示まで一瞬でやってくれ><


まぁ、不満点はそこくらいなんですけどね。他は、まぁ、細かいんだけど、せっかく主人公がロレンス*3ではないく、年齢設定やキャラ性も違のに*4、グラフィックがロレンスまんまはどうだろう。先輩商人の声優に福山潤*5を配してるのだから、いっそその先輩商人をロレンスにしてしまった方が、ifっぽくて面白かったと思うんだけど。それに、ほら、ロレンスからホロを寝取ったみたいで、背徳的な喜びg・・・ゲフンゲフン。いやいや、勿論俺はホロ×ロレンス派だよ?^^;
しかし、イベントシーンがほぼフルボイスなのには驚いた。イベントシーン=ホロ・イベントなので、まさに小清水亜美の独壇場。小清水ゲーとしては秀逸というか小清水スキーには必携ソフトと言っても過言ではないな。いやもう正直たまりません。続編で「ボクとカレン*6の一年」とか欲しいな。(続編になりません)


そうそう、もう一つ不満があった。それは町を素通り出来ないこと。交易品は高値で買い取ってくれる町があるので、そこを目指したい時に手間がかかって面倒くさいんだよね。つい、隣町で売っぱらってしまったり。まぁ、前述のリスクのないシステムのおかげで、あまり効率は考えなくていいんだけど・・・う〜ん、そのせいかな、どうも期限までに間に合わないっぽいのは・・・もうじき(ぶっちゃけ後一ヶ月で)ホロを故郷に連れて行く期限がきちゃいそうなんですよね・・・集まってる故郷ヒント見る限り、まだまだっぽいんだよなぁ・・・途中、面倒くさくて酒場をスルーしてた時期があったのがいけなかったかしらん・・・これはバッドエンドを覚悟するか><

*1:1年以内にホロを故郷に送り届けるのがクリア目標

*2:Aボタンでも可

*3:原作アニメでのホロのパートナー

*4:ロレンスより若く少年のイメージ。ロレンスが経験済みなのに対し彼は童貞である。どうでもいいかw

*5:アニメ版ロレンス役

*6:コードギアス反逆のルルーシュ」で小清水亜美が演じるキャラ